目次
はじめに
先日、本屋に行くと、「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」が売っていたので、思わず衝動買いしてしまった。
この本のシリーズにはじめて出会ったのは確か10年以上前、会社の同僚に勧められて読み始めた。
社会人になってから、本はよく読むようになったけど、自己啓発書が多く、小説はもともと苦手だった。
しかし、そんな中、初めて「夢をかなえるゾウ 1」読んだときは衝撃を受けた。
こんなに読みやすく、おもしろく、そして為にもなる。
こんな小説が世の中にはあるんだと…
この本を読んで以来、著者の水野敬也さんの本はよく読むようになった。
今回はそんな「夢をかなえるゾウ」シリーズの最新刊を読み終わったので、その感想を書いておく。
今回の記事は
- 夢のかなえ方を知りたい方
- 夢の手放し方を知りたい方
- 自由な人生を生きたい方
におすすめ。
この本で学べること
この本で学べることは次の2つ。
- ガネーシャの教え
- 死神の教え
主人公は妻と志織と娘の春香の3人家族。
ある日、神様であるガネーシャと死神によって、主人公は余命3か月を宣告される。
残り3か月で愛する家族のために何をするのか。
ガネーシャと死神の教えに従いながら、行動する。
そんな話。
人は生まれた瞬間に死へのカウントダウンが始まる。
誰もが目を背けたくなる事実。
でも、普段、忙しい生活を送っているとそんな当たり前のことをを忘れてしまう。
この本はそんな「死」どう向かい合うべきかを教えてくれる。
死ぬことは怖い…
でも、避けることはできない。
「死」について自分なりの考えを持っておくことは、今後の人生にもきっと役立つ。
また、人が持つ夢についても考えさせる。
当たり前だけど、夢があるのは素晴らしい。
でも、その夢に縛られて人生が苦しくなるなら、ちょっと違うよね。って教えてくれる。
そんな夢ならむしろ手放したほうがもっと楽に生きられるのではないか。
夢を持つことと手放すことの違い。
夢を持つことだけじゃなくて、手放すという考え方を持っておくと、人は生きやすくなるかも知れない。
ガネーシャの教え
この本で響いたガネーシャの教えは次の3つ。
- お金の問題がなかったらどんな仕事をしたいか夢想する
- 「死ぬまでにやりたいリスト」を作る
- 限界を感じたとき、もうひと踏ん張りする
お金の問題がなかったときにどんな仕事をしたいのか。
ガネーシャの教え
「もちろん、今やっている仕事の中に情熱を見出していくんも大事やで。ただ、もし自分がこれまでの人生で、情熱を燃やせる分野を本気で探してこうへんかったなら、いったんお金のことを脇に置いて自由に考えてみいや。言うても、仕事を生活の手段やて割り切ったとき、一番脇に置いておかれるのが、やりたいことーつまり、情熱やからな」
う~ん、耳が痛い…
自分の場合、今の仕事に「情熱」があるかといったら、まったくないんだよな。
生活はなんとかなるけど、人生の生き方としては楽しい生き方とは言えない…
自分の場合、何をしたいだろう。
34歳になっても未だにわからないが、この答えが見つかったときに、人生は充実する気がする。
「死ぬまでにやりたいリスト」を作る。
これはぜひ作ってみたい。
一体何個出てくるんだろう。
ひとまず完成したら、ブログに公開します。
ガネーシャの教え
「頭で考えて終わりにするんやのうて、まずは書き出してみることが大事やねん。できへんかもしれんて考え始めると、楽しくなくなってしまうやろ?せやけど、ワクワクしながら気軽に書き出していけば忘れてもうてた願望を思い出せるし、気持ちが高まれば行動に移したなるから実現しやするなるもんやで」
ブログをやってて思うことはやっぱり書き出すって大事なこと。
頭でいくら考えていても、それを書き出してみないと整理ができない。
「死ぬまでにやりたいリスト」については以下のような感じで行動に移していきたい。
- 「死ぬまでにやりたいリスト」を作る
- 「死ぬまでにやりたいリスト」をブログで公開する
- 「死ぬまでにやりたいリスト」を実行する
- 実行したものの感想をブログにアップする
限界を感じたとき、もうひと頑張りする。
ガネーシャの教え
「『頑張りすぎても意味がない』て言う人おるやろ?でも、それは実際に頑張ってみて、これ以上やってもプラスにならへんちゅうラインを知ったときに初めて言える言葉や。でも、ほとんどの人は『頑張りすぎても意味がない』ちゅう言葉を、頑張らへんことの言い訳にしてまう。せやから自分の内に秘めてる能力を最大限引き出せてへんのやな。ここが限界やて思たとこから、もうひと踏ん張りしてみい。そしたら、自分の限界が実はもっと先にあったちゅうことが分かる。そんとき自分はー『ジ・ジブン』になれるんやで」
これも耳が痛い…
なにせ私は自分に甘い。
眠くなったら、寝てしまうし。
明日できることは明日に回してしまう。
明日やろうはバカやろーとはよく聞くが、だったら私はバカヤローでいいと思ってしまうタイプ。
「もうこれ以上は自分を甘やかさない。」と書くのは簡単なんだけど、行動に移すのは難しい。
でも、この限界を超えたときに頑張れるかどうかが大切なんだろうな。
死神の教え
死神の教えで「人間が死に際に後悔する十のこと」から響いたのは次の3つ。
- 本当にやりたいことをやらなかったこと
- 死の準備をしておかなかったこと
- 生きた証を残さなかったこと
本当にやりたいことをやらなかったこと
やりたいことをやらなかったら後悔する。
これは容易に想像がつく。
問題は想像がつくことと、行動へ移せるかは別問題だということ。
普通の人は実際に病気にでもならなければ、この本の主人公のように3か月後に死ぬとは本気で考えない。
でも生きている以上、明日交通事故で死ぬ確率だってゼロではない。
ましてや、今こうしてコロナが広がっている中、罹患したら万が一ということもある。
1日を大切に生きるということについて、改めて考えるきっかけになった。
死の準備をしておかなかったこと
これもできることなら、早めに準備をしておいた方がよさそうだ。
34歳で「死」への準備って早すぎるような気もする。
でも、これはさっきも書いた通り、人間いつ死ぬかは誰にもわからない。
その時に残された人たちが困らないようにするってのは大事。
私はまだ独身だが、家族持ちであれば、より真剣に考えておくべきだと思う。
生きた証を残さなかったこと
せっかく生きている上、何か生きた証を残したい。
ブログでも、動画でも、写真でも、本でも日記でも何でもいい。
やっぱり何かは残しておきたい。
このブログも生きた証といえば、言い過ぎかもしれないが、何かを残しておきたくて今まで書き続けている。
おわりに
久しぶりに小説を読んだけど、いい本に出会った。
普通の小説だと、1回読んでそこで終わり。
じゃ次の本でも読むか。ってなるんだけど、この本はちょっと違ってた。
むしろ、読んだ後からが本当の戦い。
自分の人生や夢、死に対してどう考えるか。
そして、これからどう行動していくか。
これをすごく考えさせられる。
私はとりあえず、「死ぬまでにやりたいリスト」を作ることから始めてみる。
最後にまとめておこう。
「夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神」を読むと
- 夢のかなえ方を知りたい方
- 夢の手放し方を知りたい方
- 自由な人生を生きたい方
上記で悩んでいる人の解決策が見つかる。
特に自分と同年代(30代)の人には物語も考え方もドンピシャだと思う。
ぜひ、気になる人は読んでみてほしい。
尚、このシリーズは1から4まで出ているが、話は繋がっていないので、どのシリーズから読んでも問題ない。