目次
はじめに
英語日記BOYを読んだ感想。
楽して英語は身につかないけど、英語日記が続けば英語力はつきそう。
先日、本屋に行くと、平積みされているところに「英語日記BOY」という何やらおもしろなタイトルの本があった。
帯を見ると「お金のかからない勉強法!!自宅学習にもピッタリ。」とデカデカと書かれており、英語学習にできる限りお金をかけたくない私はつい買ってしまった。
読み始めると、非常に読みやすく、タメになる本だったので、ここでシェアをしておく。
今回の記事は
- 英語を話せるようになりたい方
- 英語学習になるべくお金をかけたくない方
- 英語で情報を発信してみたい方
におすすめだ。
最初に結論を書いておくが、英語日記を書くだけで、英語を話せるようになるわけではない。
英語日記とオンライン英会話を続けることで英語を話せることを目指すのが、この本の内容。
この本で学べること
この本で学べることは次の2つ。
- 英語日記を書くことで英語が話せるようになること
- 英語日記の書き方
1つずつ解説していく。
英語日記を書くことで英語が話せるようになること
英語日記を書く前に、この本の著者である新井リオさんは、なぜ英語日記を進めているのだろうか。
それは新井さんが「英語日記を書き続け、英語を話せるようになった人」だからだ。
本当にそんなことが可能なのだろうか。
この本を読む前までは半信半疑だったが、読み終わった後に英語日記を書き続ければ、英語力は確かにつきそうだと感じた。
ただし、英語力がつくことと続けれられることは別の問題。
特に英語初心者の人が英語日記を続けるのは大変な気がする。
英語日記に書き方については後ほど後述する。
では、なぜ英語日記で英語が話せるようになるのか。
それは英語日記を書くことで次の2点が英語で話せるようになるからだ。
①日頃、自分の身に起こること。
②日頃、考えていること。
普段、日本語で誰かと話すときのことを考えてみてほしい。
自分の身に起こったこと、または、自分が考えていることを話していると思う。
英語で話すときもこれと同じになる。
つまり、「日頃、自分の身に起こること。」または「日頃、考えていること」これを英語で話せるようになれば、英語が話せるということになる。
日記を書くということは「自分の思っていること」や「感じていること」を書くということ。
これを英訳して、自分のフレーズにして引き出しを増やす。
そして、英語を話せるようになる。
というのがこの本の目的。
英語日記の書き方
英語日記の書き方は次の5つのステップ
1 日本語日記を書く 5分
2 要約文をつくる 5分
3 自力で英語にする 10分
4 添削をしてもらう 25分
5 スマホひとりごと 15分
1 日本語日記を書く 5分
まず、はじめにやることは日本語で日記を書くこと。
当たり前だが、これをやらないことには始まらない。
ここでポイントになってくるのは、普段生活を送っていて自分が思っていることを日記に書くこと。
のちのち、英文を作成した時に自分の生活に沿った内容であればあるほど、この英文が活きてくる。
2 要約文をつくる 5分
日記を書いたら、次にやることはその内容を要約すること。
自分の思ったことをいきなり英語に変換するとなると、内容も長くなり、覚えきれない。
まずは使いこなすことが大切なので、簡単でもいいからなるべく無駄な部分をそぎ落とすことが大事。
3 自力で英語にする 10分
最初につまずくのがおそらくこの工程…
要約した日本語を自分の力だけで英訳する作業。
私は普段、仕事で英語のやり取りをしているが、この日本語から英語への変換が慣れていないとかなり大変だし、時間がかかる。
Google 翻訳に頼るという手もあるんだけど、日本語から英語への変換精度は残念ながらまだ高くない。
英語日記においてはここが一番かべになりそうだ。
4 添削をしてもらう 25分
頑張って英文を作ったら、オンライン英会話で添削をしてもらおう。
オンライン英会話を今までやったことをない人は不安に思うかもしれない。
でも、英語を効率よく話せるようになりたいなら、オンライン英会話は早めにやっておいて損はない。
現在、オンライン英会話の会社は様々な種類があるが、個人的には「DMM英会話」か「ネイティブキャンプ」が使いやすくておすすめ。
記事も書いているので、もしよかったら参考にしてほしい。
https://workon-myself.com/dmm-english-free-trial/
5 スマホひとりごと 15分
最後にやることは作った英語日記を何度も繰り返し練習すること。
オンライン英会話を続けてきて思うことは、自分が自然と喋れる英語は何度も繰り返し話してきた言葉だということ。
野球でいえば、素振りを何回したか。
バスケで言えば、シュートを何回練習をしたか。
スポーツをしたことがある人ならわかると思うが、練習した回数や時間に比例してうまくなる。
これは英語も全く同じ。
何回フレーズを練習したか。自然と口になじむまで練習したか。
これが日本語→英語という思考回路を使わずに、英語をスムーズに話す力に直結する。
英語を話せるようになりたいという人で話せていない人は、残念ながらこの練習が圧倒的に足らない。
せっかく自分のために作った英語日記をどれだけ活用して自分の身に刷り込めるか。
地味な作業だけど、ここが一番大切なこと。
個人的に音読は最強の英語学習法だと思っている。
おわりに
- 英語日記を書くことで英語が話せるようになること
- 英語日記の書き方
本自体はすごく読みやすいので、あっという間に読み終わる。
この本に書かれているように英語日記を書き続けていけば、自分の使える英語表現が増えていくので、英語を話せる力は徐々についていくと思う。
問題はこの本やこのブログを読んで、何人の人が英語日記を書き始めるのか。
また、その英語日記を続けることができるのかということだろう。
私もこの本を読んだ後は英語日記を始めてみたいと思ったが、まだ書けていないということはおそらくそういうこと。
力がつくことと続けられるかどうかは残念ながら別問題だ。
これから英語日記を始めてみたい人は明確な目標設定をしてから、英語日記に取り組むことを強くおすすめする。
というか、そうしないとおそらく続かない。